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2019年度第3回採集観察会の報告

期 日:2019年9月7日(土)−8日(日)
場 所:三重県御浜町阪本の里山
参加者:貝發憲治,加藤修朗,熊田憲一,塩崎哲哉(4名)

kinuamigumo  今年の採集観察会は遠方のため,前泊者の宿の関係もあって大きく予定を変えられない.4〜5日の県北部の記録的な大雨の後,土日も午前曇り,午後雨の予報が出ているが,天候を見ながら各自適宜採集をすることになった.

  kinuamigumo  7日,松阪市は小雨であったが一刻も早く現地へと思い車を走らす.幸運にも阪本は降っておらず,9時半から採集開始.仕分けは後回しにしてあちこちでビーティングを繰り返してはいくつかのビニール袋へ入れる.一通り採集できたので,11時頃から神社境内に戻りビニール袋の中のクモを取り出すが,これといって面白い標本はなかった.イオウイロハシリグモやチュウガタシロカネグモ,ササグモなどが目立つ.ビニール袋の数が多く仕分けは少々時間がかかった.

kinuamigumo  遅めの昼食後,1時間程境内周辺を見て歩く.大きなオニグモを発見し,ちょうど名古屋から到着した加藤さんにプレゼントした.加藤さんが西ノ峯山への山道へ採集に行かれたので,私は本日予定のビーティングが十分できたのと暑さのため,15時過ぎに一旦休憩しにホテルへ向かった.偶然にも加藤さんと同じホテルの隣の部屋だった.

  kinuamigumo   夕食後,19時から夜間観察をするため,加藤さんと再び折山神社へ向かった.なんと予定外で都合がついたからと熊田さんが来ていた.昼間は全く気づかなかったが,折山神社の入口にイノシシよけの大きな重たい扉があって閉まっており,やっとのことで動かし駐車場へ入る.塩崎さんもやってきた.結局4人全員で境内の周辺を観察することとなった.しかし,準備をする間に雨が降りだし,急いで移動.石垣の間にユウレイグモ類が沢山いる.熊田さんによると,アケボノユウレイグモかシモングモらしい.コアシダカグモ,オニグモ,ウズグモ類・・・・,見ていくうちにとうとう本降りとなり,境内の観察だけで終え,20時15分に中止とした.熊田さんは道の駅で車中泊をするようだ.

  kinuamigumo  8日はよい天気であった.加藤さんと9時に神社に到着すると,熊田さんは既に適地を探し採集して回っていた.私は本日は,田やスギ林,雑木林などの地上部の採集である.10時に塩崎さんが来て採集開始.皆思い思いの場所で一通りの成果を上げ,11時半頃に駐車場に戻って,早速クモ談義に花が咲く.

 昼食を摂りながら,今年の学会の様子や来年度の3同好会合同採集会の予定,同定のノウハウ等,いつも大いに話が盛り上がる.昼食後は疲れも出てきたので相談の結果,少し早いが今回の採集観察会はこれまでとし,13時前に解散になった.  (貝 発)


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