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2018年度第3回採集観察会の報告

期 日:2018年9月9日(日) 曇り
場 所:四日市市曽井町神前丘陵
参加者:貝發憲治,加藤修朗,熊田憲一,塩崎哲哉,橋本理市,武藤茂忠(6名)

 このところ天候不順で,クモ談話会の活動日にも「雨」の予報が出続けていた。  前日の土曜日に,「橋本会長と相談の上,明朝6:30にメールします」との連絡が貝發事務局長からあったので,パソコンを起動して待機しているところへ「本日実施」のメールが届いた。 三重県は南北に長い地形なので,判断には苦慮されたことと推察する。  途中,少し降られたが,集合時刻前に通年調査地となっている四日市市曽井町の水田地帯に到着。この地は,丘陵に挟まれた,いかにも「里山」と呼ぶにふさわしい雰囲気がある。

 既に熊田氏が畦道に来ておられ,暫くして貝發氏と橋本氏に続いて,愛知の加藤氏が到着。遠路紀州路からの塩崎氏も揃って,今日の参加者は総勢6名。  10時頃から1時間半ほど,各々が採集・調査を実施。台風21号通過直後のせいか,皆あまり大きな成果は無かった様子。林縁にはジョロウグモの未成熟の雌と雄,水田の側溝近くにはコガネグモ,ナガコガネグモ,オオシロカネグモが営巣しているのが目立った。

記念撮影  貝發氏が,伊賀市の上野森林公園勤務の渡辺氏という人から,以前四日市市の湿地で採集・撮影したミズグモと思われる写真を提示され,午後は,その人がその採集地を案内してくれるとのことなので,早めに昼食を済ませて,桜町の環境学習情報センター駐車場へ移動。

 13時に,待機していてくれた渡辺氏から説明を聞き,早速調査へ。以前に採集された湿地帯あたりには舗装道路ができ,U字溝もできていて,湿地性植物の名残は窺えたが,残念ながらミズグモは確認できなかった。さらにその周辺の湿地や溜池も案内してもらって,15時前にセンター駐車場に戻る。ミズグモに適した生息環境が残っていて,いつの日にかミズグモが現れることを祈りつつ解散し,帰途につく。 【武藤 記】                 


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