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2017年度 第2回採集観察会の報告

期 日:2017年6月11日(日)
場 所:志摩市磯部町五知の里山
参加者:橋本理市,貝發憲治,熊田憲一,塩崎哲哉(4名)

今日は本年度第2回目の採集会である。目が覚めると小雨が降っている。この時期の採集会はいつも天気が気がかりである。急いでパソコンで天気予報を見てみると、志摩市の天気はおおむね良さそうである。準備を整え出発する。目的地までおおよそ2時間の行程である。途中のコンビニで昼食を仕入れ、集合場所の五知駅に到着したのは9時40分。すでに貝發さんと熊田さんが見えている。まもなく電車で到着した橋本さんを加えて、本日は4人である。

橋本会長 午前中は12時までということで、各自思い思いの場所で採集する。自分は、キクメハシリグモが入らないかとの期待を持って、前回も採集した小川へ行く。流れの中に入り岸辺の茂みをビーティングする。大きなやつが入ったと思ったら、残念ながらアオグロハシリグモであった。キクメをあきらめ、目視で岸辺を探索する。石組みのすき間を懐中電灯で照らすと、シート網が見える。主を吸虫菅で吸ってみると、ヤミイロサラグモであった。雄雌各3頭ずつ採集する。1時間あまりで切り上げ、場所を移動する。さて、どこへ行こうかと歩いていると、ゴミグモの網が目につく。早速写真を撮り、付近をビーティングすることに。付近を一通り叩いてみるが、あまり落ちない。 時刻もお昼近くとなり、五知駅に戻る。熊田さんがカトウツケオグモを採ったと、めがねケースに入れた幼体を見せてくれる。採集したものはすぐにアルコール瓶に放り込む熊田さんが、なんと生かしているではないか。飼育してみるとのことであった。全員そろったところで、道路脇に座り込んで昼食をとる。貝發さんから、会誌の原稿の集まり具合についての話があった。僕の方からは、昨年度の採集会の目録をまとめたものをメールするので、確認してもらうよう依頼した。また、会誌のPDFをホームページに掲載する件で、ドキュメントスキャナーを購入しようという話になり、機種を検討することになった。

五知の里山 橋本さんが、午後から用があるとかで帰られ、残り三人、午後の採集地をどうしようかと話し合った結果、もう少し奥へ行ってみようかと、熊田さんの車に乗り合わせ、上五知方面へ向かう。上五知の集落を抜けたあたりで、道が狭くなる。引き返そうとUターンした所で、せっかく来たから、この辺を調査しようということになる。自分は林の中に入り、落ち葉をシフティングするが、あまり数は入らない。適当に切り上げ、目視で付近を探索する。杉の根本付近にシート網を張っていたのはアシヨレグモであった。桧の樹幹からはエキスハエトリとムツバハエトリを採集する。近くの小川の岸辺に造網していたのはカラカラグモ。やがて時刻も15時近くになり、今日の調査を切り上げることとする。五知駅に戻り解散となる。帰りは南伊勢町まわりで帰ることに。往路より30分ほどよけいに時間がかかったが、その分、高速代金を節約することが出来た。【塩崎 記】


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