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2022年度第3回採集観察会(中部蜘蛛懇談会との合同開催)の報告

期 日:2022年7月31日(日)
場 所:桑名市多度町多度大社〜八壺渓谷
参加者:板倉泰弘,岡田勇一,貝發憲治,加藤修朗,筒井明子,永井均(6名)

 今回の中部蜘蛛懇談会との合同採集会は,記念行事として,合同採集会の最初に計画された多度町で実施した.4月の下見の時は人もまばらで,多度峡の八壺渓谷付近まで車で入れたが,茶店の人に夏期は多度峡天然プールが開かれるので,入口の多度大社駐車場に置いて歩くようになると言われ不便は覚悟していた.

  記念撮影  当日は,養老鉄道「多度」駅に集合.岐阜の永井さん,豊橋の板倉さんとは20年ぶりの再会である.お互いに姿形は少し(?)変わっていたが,懐かしく元気に言葉を交わした.早朝から多度山山頂へ登ってきた人や多度大社から歩いてきた人もいて驚いた.10時に車に分譲して,多度大社駐車場へ向かう.あいにくこの日からプール開きと言うことで大混雑.しかも,近くの駐車場は満車でその上料金千円も取られ,踏んだり蹴ったりである.まあとにかく採集用具や弁当などを持って,多くの人混みの中を1km程歩き,プール奥の渓谷まで行って採集観察を始めた.

記念撮影  目につくものはオオシロカネグモばかり,ヤマジグモやコガネグモ,ムシバミコガネグモなども観察できたが,単調な山道の環境ではあまり採集品は無かった.12時前に河原におり,地元の小中学生がわいわい騒いで川遊びをしている側で昼食をとり,近況を話し合った.その後は,山道は成果も少ないので,家族連れで賑わう中を駐車場まで戻ることにした.途中で板倉さんが管瓶を割ってしまい,任せていた地上性のコモリグモ類の確認ができなくなってしまったことは残念であった.駐車場付近では,人の少ない田や雑草地,雑木林,柿畑等を選んで午後の採集を行った.トリノフンダマシやビジョオニグモもとれ皆で喜んだが,大変な酷暑でもうヘトヘトである.

 まだ2時半頃であるが熱中症にならないよう,本日はここで終了となった.毎回この時期の合同採集会は暑くて採集どころでは無くなってくる.一度時期を再考する必要がありそうだ.皆さんと今後の予定を確認し,永井さんを多度駅までお送りして帰路についた. (貝發 記)




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