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2021年度第4回採集観察会の報告

期 日:2021年11月7日(日)
場 所:三重県いなべ市北勢町、藤原町内
参加者:貝發憲治、熊田憲一、塩崎哲哉、加藤修朗、武藤茂忠(5名)

三岐鉄道三岐線「伊勢治田(はった)駅」に10時集合となっていたが、皆さん早々と到着されていた。当地の天気は快適な秋晴れ。TVの天気予報では、県南部では雨模様とのことで、津、松阪、紀州方面の皆さんは雨の中を出かけて来られたことになるので、やや不安だったのではないかと案じられた。

記念撮影  当初の活動予定地(いなべ市北勢町新町)は、事前の下見の結果、治田大溜の水は干上がり、環境が悪化しているようだったので急遽変更して、伊勢治田駅の西方の「寺山(てらやま)」(北勢町垣内)に変更。ここは標高約190m(三角点)の小高い山で、季節の良い時期には小学生や保育園児がお散歩に行く場所であり、安全な所と考えていたが、突然猟犬が4匹と銃をかついだ男が現れたのには少々驚いた。一般に、狩猟解禁は11月15日だが、イノシシ、シカは有害鳥獣指定で、11月に入ってすぐに解禁となるらしい。

 午前中、各々採集観察を実施。晴天が続いたせいか、或は11月という時期のせいか、あまり成果はなかったようなので、11時30分頃に小休止にし、刈り込まれてさっぱりした草地で昼食とする。

   午後は、場所を変えることにして、藤原町の「ふるさとの森」(いなべ市藤原町市場)に向かう。ここは近くに「藤原文化センター」の建物があり、その中に「藤原岳自然科学館」も併設されていて、そこの主催する自然観察会が定期的に催される場所で、夏季、特に梅雨時の足もとに這いよって来るヤマビルさえ注意すれば快適な観察場所だが、やはり11月ということで成果は期待されず。特にこの秋はジョロウグモも少なく、専らムネグロサラグモが目につく程度。多いときには、林内を歩くにも、顔にかかる大きな網を払いながら歩かねばならなかったのに。ただ、枯れ葉の下などを探っていた人からは「コムラウラシマグモ」、「オウギグモ」の声が聞えてきたので多少の成果ありか。

記念撮影  林内を一周した後、まだ入ったことがないという人がいるので、「藤原岳自然科学館」を見学し、玄関口で集合写真を撮影後、早めに解散して帰途につく。                                 [武藤 記]




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