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2019年度第1回採集観察会の報告

期 日:2019年4月13日(土)〜4月14日(日)
場 所:三重県御浜町坂本の里山
参加者:貝發憲治、熊田憲一、塩崎哲哉、武藤茂忠、加藤修朗(5名)

2019年度の定点観察は「三重県南牟婁郡御浜町坂本の里山」で実施しますが、第1回採取観察会は幸先悪く雨天の予報が出たため4/14(日)予定を繰り上げ4/13(土)へ変更になってしまいました。

採集地の環境 記念撮影 名古屋の自宅を7時頃出発して集合場所の「折山神社」に到着したのは11時頃でした。13時の集合時間まで2時間程ありましたので、先に神社近くの杉林で採集を開始しました。杉林には灌木は少なく、目に付くのは枯れ枝に網を張るユノハマサラグモのみでしたので、ビーティングは諦めてリターに専念することに決めました。13時には貝發先生、塩崎先生、武藤先生と本日のメンバーが揃ったので集合写真を撮ってから、個々に採集が開始されました。昨年私は吸虫管を持っていなかったので、一頭ずつ管瓶へ蜘蛛を追い込んで採集をしていました、網や籠の中に一網打尽にしても管瓶への追い込みのために一頭に気を取られていると、5〜6頭は逃げられていました。更にこの方法だと微小な蜘蛛の捕獲は困難で、管瓶の数も膨大になっていました。今回は先生方のご指導を受けて吸虫管(チューブに網を被せたストローを差し込んだもの)を作成して用意して来ました。この吸虫管はとても便利なもので今までの苦労は何だったかと思えます。でも問題点もあります、花粉症の私は外出時にはマスクをしていますが、マスクをするとチューブを銜えることができません、おかげで鼻水をすすりながらの採集作業になってしまいます。夕方になっても天候が崩れる気配がないので、翌日も雨が降るまで採集をすることが決まりました。

採集地の環境 旅館に戻った後に鼻炎用風邪薬(鼻水を抑えることが出来ます)を服用して就寝しました。4/14(日)翌朝は9時前に「折山神社」に到着、昨日はリターがメインだったので、本日はビーティングをメインで実施すると決めていました。神社より山側に上がっていくと森に入る道が何本かありましたので、足を踏み入れました、杉が多いのは変わりませんが灌木もポツリポツリと目に付く場所でしたので、片端から枝を叩き続けました、昨日の風邪薬が効いたのかあまり鼻水は出なくなっていました、杉の枝を叩く度に花粉が顔に掛かるのには閉口しました。

記念撮影 しばらくすると神社の方から聞きなれた人の声がしてきたので採集を中断して神社駐車場に向かうと昨日のメンバーに熊田先生が合流していました。新たなメンバーを含めて改めて集合写真を撮ってから採集が再開されました。まだまだ幼体が多いなかで「マルヅメオニグモ」「ヌサオニグモ」など幼体でも成体と腹背の模様が同じで同定しやすい子たちも多数確認できました。しばらくすると雨模様となったので12時に採集会を終了することにしました。

今回も先生方に色々と貴重なお話をお聞きすることが出来て大変有意義な時間を過ごすことができました。【「オオクマヤミイロオニグモの色彩変異種や黄斑での類似種との区別方法、「キヌアミグモ」が当里山では普通に採取できること、ルーペの使い方の違い・・etc】

私が採集した蜘蛛で同定出来たのは45種でしたがその中でも印象に残ったのは「カイホツズキンヌカグモ」です、貝發先生のお名前の付いた蜘蛛と解って嬉しくなりました。今後は先生方のお名前のついた蜘蛛を採集する楽しみが増えました。後日談ですが採集会の翌朝洗顔後に顔を拭くとタオルに血が付いていたので鏡をのぞき込むと唇が割れて出血しているではありませんか。恐らくマスクもせず杉の枝を叩き花粉を顔全部で受け止めたためのアレルギー反応と思われます、1週間程で荒れた唇は治りましたが、来年の春は対策を考える必要がありそうです。 [加藤 記]


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