三重クモ談話会ホームページ活動と報告<2017年度合同合宿の報告

2017年度合同合宿の報告

期 日:2017年7月29日(土)〜30日(日)
場 所:石川県白山市瀬波
参加者:大久保芳博,大久保恭子,緒方清人,貝發憲治,加藤修朗,菊池秀行,
貞元己良,塩崎哲哉,杉山時雄,外山孝司,筒井明子,中根洋次,船曳和代 
[13名]

 今年の合同合宿は中部蜘蛛懇談会の担当で,石川県に赴任した加藤修朗さんがお世話をしてくださいました.場所は白山市内で,太平洋側にない面白い採集が期待できるということでした.

 7月29日,1週間ほどぐずついた天候が続いたので,通行止め等を配慮して北陸自動車道回りで現地に向かいました.随分遠く尼御前SA等2か所で休憩しながら10時30分過ぎに小松ICを降りました.ここからさらに約40分,町から離れだんだん山奥へと進みます.採集観察には面白そうなところが続き,やがて宿泊地の旅館「白山里」に到着.山小屋風の建物で,日帰り温泉客が何人かいました.顕微鏡や荷物を降ろし部屋へ入ると二段ベッドが並ぶまさに山小屋の部屋でした.休憩を兼ねて食堂でそば定食の昼食を摂り,部屋で30分ほど横になりました.しばらくして皆さんが次々に到着し,姫路からの船曳さん,東京からの貞元さんもみえて全員が揃いました.

スイカが振る舞われた  13時から加藤さんのブリーフィングがあって,早速採集観察会が始まりました.旅館から瀬波川を数キロさかのぼったところで車を置き,それぞれに山道を散策しました.私はすぐに大きな腹部をした産卵直前のムツボシオニグモを発見し,何枚も写真に収めました.その後は,葉裏や枝先,崖地,地表等を目視しながら16時まで観察を続けました.カタハリウズグモ,ヤマヤチグモやハリゲコモリグモの仲間,フタスジサラグモ,ウススジハエトリなどが見られましたが,全体的に種数は少なかったです.山道ではこんなものかもしれません.16時に駐車場所に戻り暫し休憩.菊池さんが持参したスイカを配ってくれました.こんな山中で冷えたスイカをいただけるとは思いもよりませんでした.甘くて大変おいしかったです.そして記念撮影をした後旅館へ帰りました.

夕食風景  18時から夕食懇親会です.美味しい山菜料理を食べながら,ワイワイガヤガヤと気心の知れた仲間の楽しい会話が続きました.20時からは旅館近くの里山へ皆さん夜間観察に出かけて行きましたが,私は少し疲れが出てきたので部屋で休むことにし,昼間加藤さんが採集した標本を顕微鏡で調べました.私が採れなかった種がいくつか入っていました.1時間半ほどで,オオトリノフンダマシが沢山いたと大喜びで皆が帰ってきました.中部の方々は殊のほかトリノフンダマシが好きなようで,いつも発見すると大騒ぎです.その後は,例によって皆一堂に会し,夜遅くまで同定やクモ談義に花が咲きました.ここでまた,菊池さんからブドウやナシなどが振る舞われました.農家でいろいろなものを作っているということでした.

オオトリノフンダマシの雌雄  7月30日,7時30分から朝食です.緒方会長と加藤さんのあいさつがあり,全員近況報告を兼ねて自己紹介もしました.またまた菊池さんからメロンの差し入れがありました.8時30分から昨夜行った旅館近くの里山へ民家のある下道を歩いて移動しました.昨日の山道とは違ってクモもいろいろいるような環境です.私はまず耕作放棄地で採集しました.卵のうを付けたハリゲコモリグモ(イナダハリゲに間違いなし)やPiratulaの仲間が沢山走り回っています.また,フクログモ類,ハシリグモ類,コサラグモ類も多く見られました.次に道路沿いの雑木をビートして歩きました.トリノフンダマシやオオトリノフンダマシも採れました.今日は成果がありました.帰りの道沿いでは,卵のうを持ったオオヒメグモやオオシロカネグモ,ナガコガネグモ,ゴミグモ類が多く見られましたが,ここで皆からはぐれてしまい,ひとり山道に迷い込んで方向が分からなくなって,何度も行き来して大変な目に逢いました.

宿舎前で記念撮影  12時からうどんの昼食を食べ,来年度の希望を聞いて13時に解散となりました.加藤さん,準備や運営は大変だったでしょう.ありがとうございました.

 せっかくの機会なので,帰りは白山ホワイトロード経由で景色を楽しみ,さらに白川郷を尋ねましたが,世俗化していてがっかりしました.以前に行った五箇山の合掌集落の方がはるかにいいと思いました.【貝發 記】


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