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2016年度 第5回採集観察会の報告

期 日:2016年10月16日(日)
場 所:伊賀市比土の里山
参加者:熊田憲一,貝發憲治,塩崎哲哉(3名)

本年度最後の伊賀市での採集観察会は,行事が重なった方も多くて,3名参加の少し寂しい会となった.いつもの青山高原越えのルートで現地へ直行すると,予定時刻の15分前には全員がそろった.挨拶の後立ち話で近況を話していると,すぐにクモ談義になった.標本管理と寄贈の仕方について,顕微鏡写真の撮り方ノウハウ,HPでの文献公開と閲覧,三重クモ談話会のこと等だんだん熱を帯びてくる.1時間が過ぎてしまったので話は打切り採集を始めることにした.

シフティングで地上徘徊性のクモを捕る 10時45分から12時半まで思い思いに午前の採集をする.私はまず,稲刈り後の雑草地化した田に入ったが,地表は適当な湿気があるものの,コモリグモ類とヒメアシナガグモが見られた以外は今回もやはりクモ種数は少なかった.十数年前に行った上野市史編纂のための調査では田でコサラグモ類が沢山採集できたので,この1年間の結果は意外であった.次に土手と畔を少し見た後,農道沿いに広葉樹やササの群落,ヒノキ林などを順に観察して回った.季節の移り変わりは早いもので、先月に聞いた蝉のあとは虫のさわやかなコーラス.秋もまた趣が深く心が和む.ツクネグモがやたらと多くビーティングの袋に入った.

依頼された写真のクモを同定する ビーティングで樹上のクモを捕る 昼食後は,側溝に腰かけて塩崎さんが同定依頼されたクモ写真を皆で見る.ミヤグモだ,キノボリトタテグモだとルーペで拡大しながら小さな写真に四苦八苦する.13時過ぎから午後の採集に入る.私は今度は少し場所を変えて,以前から気になっていたごく近くにある城之越(じょのこし)遺跡まで足を延ばした.この遺跡は古墳時代前期に造られた水源祭祀の集落遺跡で,平成5年に国の名勝および史跡に指定されたもので,歴史公園として整備されている.しかし,道伝いのシフティングは何も入らず,ビーティングも在り来たりの種ばかりで成果なしであった.集合場所へ戻ると熊田さん,塩崎さんもあまり採れないということで少し早めに引き上げてきた.サオサシゲホウグモの話からまたまたクモ談義再開.予定の15時を大分過ぎてしまったので本日の採集観察会を終えることにした.熊田さんは採集した瓶をひっくり返してしまったそうで,再度午前の採集場所まで採集に戻って行かれた. 私は今後伊賀上野までわざわざ来る機会はあまりないかもしれないと思い,遠回りになるが大山田にある「さるびの温泉」へ立ち寄ってから,長野峠回りで帰路についた.[貝發 記]


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