三重クモ談話会ホームページ活動と報告<2016年度 第1回採集観察会及び総会の報告

2016年度 第1回採集観察会及び総会の報告

期 日:2016年4月30日(土)
場 所:伊賀市比土の里山
参加者:(三重県)太田定浩,貝發憲治,熊田憲一,塩崎哲哉,武藤茂忠
(愛知県)加藤修朗,柴田良成,杉山時雄,緒方清人  [9名]

 2016年度の第1回採集観察会が4月30日(土)に実施された.予定では4月17日(日)だったが,週間天気予報によると当日は雨天で,2日前に急遽変更になった.本年度は伊賀市比土の里山を調査し,同じ場所でのデータを蓄積するのが目的のひとつである.それも環境別(林縁・農耕地・河川・湿地等)に記録し,どのクモがどの環境を好むのか.を明らかにしようとするものである.本年度の採集地
本年度の採集地

さて,29日からゴールデンウィークが始まった.東名阪自動車道の渋滞情報によると,朝7時時点で四日市JCTから鈴鹿ICにかけて19kmとのこと.そこで当日は知立市の拙宅を朝6時に出発する.杉山さんのお車に同乗し,伊勢湾岸自動車道の豊明ICから東名阪自動車道経由し,亀山ICから名阪国道へ.さらに国道422号線を南下し,集合場所の近鉄大阪線伊賀神戸駅前に向う.昨日と違い四日市JCTを過ぎても渋滞はなく,鈴鹿IC手前で3km 程度であった.この分だと8時前には到着しそうなので,最寄りの場所で時間をつぶすことにした.市部周辺では,田植え前の水田に鳥影を発見する.10羽ほどのタカブシギの小群で,杉山さんは超望遠レンズで連写する.上林周辺では,林縁部のヒサカキやモチツツジなどの枝葉をビーティングし,イワワキアシブトヒメグモやホシミドリヒメグモなど20種ほどが捕虫網に入った.

採集地の環境  集合時間は9時45分で,太田先生は電車で到着し,熊田さん,武藤さん,貝發さん,加藤さんと同乗の柴田さん,最後に塩崎さんがそれぞれの自家用車で集合する.熊田さんと武藤さんとは久しぶりにお会いする.コンビニで昼食を調達し,目的地の比土へ向かう.環境は水田地帯で中央を川が流れている.その河川敷に車を駐車する.周囲は丘陵地で帯状に延び,それに沿って農道も奥へと続いている.皆さんはそれぞれ採集場所へ散る.塩崎さん,杉山さん,私の3人は河川に沿って林縁部の笹をビーティングする.アカハネグモ・コアカクロミジングモ・クロナンキングモ・ヒメカラスハエトリなどを確認する.杉山さんが「河川の下草で採集した」とプラスチックの容器を差し出した.ハシリグモだが見た事がない.幼体だが背甲や腹部の模様からして,キクメハシリグモではないかと思えた.持ち帰り水槽で飼育を試みたが,5月17日に確認すると脱皮途中で死んでいた.脱皮してもまだ幼体で,次回の6月5日の調査で成体の確認を期待したい.

採集の合間にクモ談義
採集の合間にクモ談義

 昼食は駐車した場所ですませた.見渡すとフジの花が満開で,コナラの新緑が眩しい.清々しい風景に囲まれて,クモ談義が尽きない.15時まで場所を変えて採集することになり,農道を奥へと進む.湿潤地や杉林もあり,シフティングやスィーピングなど採集方法を変えれば,かなり違った種が記録されるであろう.皆さんはどんな環境で,どんなクモを採集されたのだろうか.年間の総種数と環境別のデータが楽しみである.「緒方 記」 記念撮影
今回の参加者



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