2015年度 第5回採集観察会の報告
期 日: | 2015年10月18日(日) |
場 所: | 津市久居明神町から神戸にかけての里山
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参加者: | 橋本理市,太田定浩,熊田憲一,貝發憲治 |
本年度9月予定だった第4回採集観察会は,二度も予定変更をしたにも拘わらず雨にたたられとうとう中止となったが,第5回の今回は最近の政情等の不安からか,余り聞かれなくなった雲一つない日本晴れに恵まれ,たった4名の参加とやや淋しかったものの気持ちよく採集観察ができた.
里山は吉田 真さんが書いているように,「里山林,植林地,水田,用水路,畔,畑,休耕地,茅場,集落などさまざまな生息地から構成されている」(『クモの科学最前線』「里山とクモ})ので,その全てを網羅しての調査は少人数ではとても出来ない.そこで私は,駐車地に近いクヌギ林と,その先の湿地沿いの竹林に通じる道の丘陵地の斜面でおもにビーティングと一部スィーピングにより,クヌギ林ではビーティングとシフティングで採集調査をした.ただ「採集,研究には定年はない」とうそぶいてはみたものの,寄る年波には抗しえず管ビンに収めた標本は熊田さんや貝發さんの三分の一にも満たないだろう.ともあれ午前,午後とそれぞれが採集調査をして午後3時前に終了.熊田さんによると目ぼしいクモはキンヨウグモくらいでしょうかとのことだった.
今回で本年度予定の採集調査会は終り,来年2月に年間活動反省会,同定学習会を行うことを確認して解散した.本日の総歩数は1万2千歩,お陰で熟睡でき,これも採集観察会の余禄と感謝.
[太田 記]
■お知らせ
今後の日程は次のようになっています.
2016年
2月20日(土) 反省会
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