三重クモ談話会ホームページ活動と報告<2012年度第2回観察採集会

2012年度第2回観察採集会の報告

期 日:2012年6月24日(日)曇り
場 所:度会郡南伊勢町棚橋竃(タナハシガマ)[5136-23-95]
度会郡南伊勢町小方竃(オガタガマ)[5136-33-09]
参加者:太田,武藤,貝發,熊田,塩崎

 朝,太田先生宅にて合流.いつものようにR1からR306を経由して,津ICから伊勢自動車道に入る.勢和多気より紀勢自動車道へ,走ること約40分で紀勢大内山ICに到着.出口のすぐ横のコンビニが集合場所なので,弁当を買うなどして待機.間もなく貝發氏が到着.南紀から参加の塩崎氏は,今日の採集観察地点近くを通るので,そちらで待ち合わせるとの連絡が貝發氏にあり,他に参加者は無いものと判断して出発.途中の道路脇で塩崎氏の車を見つけて停車.既に塩崎氏は周辺の繁みで着々と採集・撮影等を進めていた.ここで,今日は不参加の予定だった熊田氏から,仕事の都合がついたので参加できるとの連絡があったので,暫時待機.今日の参加者は5名となった.

 最初の調査地点は,リアス式海岸の最奥部とも言うべき南伊勢町の棚橋竃(タナハシガマ).車をとめた所は小学校の跡地で,付近の地図(観光マップ)とともに,その由来の看板があった.それによれば,明治16年に新築された小学校は昭和19年の東南海地震の津波で流失し,昭和36年ここに校舎が再建されたが,昭和49年に廃校となり公民館となったが,それも老朽化で取り壊されたとの事.東南海地震では水深6.0mの津波が押し寄せたとの記録も記してあったが,今では児童たちの声が聞かれることもなく,当時の分教場風の校舎を想像するのみだった.
棚橋竃(タナハシガマ)の調査地の環境
 潮の引いた海辺に降り立つと,足元を盛んに走り回るものがあり,「すわっ,徘徊性のクモか」と思ったが,ほとんどが蟹で,あちこちに巣穴があいている.時折コモリグモの仲間が走るが,様々な貝殻を背負ったヤドカリを眺めるのも一興だった.とにかく足元のクモを採集することに専念.防波堤を越えて戻り,付近の草むらや樹木にも目を向ける.雨がポツリポツリと落ちてきたが雲が薄いので,皆防波堤に腰を下ろして昼食.雨もやんでいった.

イソハエトリ♀
 午後は,少し東方の古和浦へ移動し,小方竃(オガタガマ)の入り江で調査.午前中とよく似た環境だが,周辺に岩壁があり,渓流とでも言えそうな小川が流入している.「アオグロハシリグモが」という声が聞こえ,「海でアオグロ?」との応答もあったが,カジカガエルが鳴きそうな小川がすぐ近くに有れば不思議でもないかと納得.都会の人から見れば,「何と不便な所」思われるかもしれないが,山と海が至近距離にあって豊かな自然環境とも言うべきかも知れない.

 14:30p.m.頃より各自調査を徐々に終了.このあと更に別の個所で調査をする人,次の宿泊調査地の下見をする人,自宅へ向かう人等,各々の行動目標を持って15時頃解散する.  活動日になかなか好天に恵まれない三重クモ談話会としては,まずまずの穏やかな梅雨の中休みだったといえるだろうか.                   [武藤記


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