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2011年度第4回観察採集会の報告

期 日:2011年12月4日(日)晴れ
場 所:多気郡大台町久豆[5136-3136],多気郡大台町滝谷[5136-3199]
参加者:太田,武藤,貝發,塩崎

記念撮影  師走に入ってから天候が不順で,この観察会への影響が気がかりだったが,一応天気予報が当たったようで,明け方から徐々に青空がのぞくようになった。 参加者の中でも比較的遠方から行く立場として,朝早めに出発。50分ほど走行して太田先生宅で合流。四日市まで来てようやく今日の好天を確信した。 津のICから伊勢自動車道へ入り,勢和多気経由,紀勢自動車道の大宮大台ICで出ようとしたが,ゲートのバーが上がらない。ETCカードはちゃんと入れたのにおかしいなと思案しているところへ係員が来て,「どこから何時ごろ入ったか」などと尋ねてくる。その場は手動の清算で出たが,どうも津ICの「一般」入口からカードを受け取らずに入ったのが原因らしい。入口で係員らしい姿をみかけた記憶も無いが。道の駅「奥伊勢おおだい」で合流した塩崎氏に「ゲートを突破しましたね」と笑われ,特に悪意は無かったが,冷や汗が出た。貝發氏は誰よりも早く道の駅で待機していてくれた模様で,今日の参加者は4名とのこと。

記念撮影  最初の調査地点は,多気郡大台町久豆で,11時前から12時頃まで各々活動。宮川河川敷もこのあたりまで遡ると石ころも大きく,足場が悪い。最初のうちキシベコモリグモらしきものが走って,数頭採集したが,あとはさっぱり収穫なし。他のメンバーも川岸の草むらや林縁を主に調査している。見上げるような高さの木の枝に上流から流れてきたと思われるごみが引っかかっている所をみると,9月の台風12号による増水時にはそのあたりまで水が溢れたのであろう。

 昼頃,次の調査地点である大台町滝谷へ移動。昨年の調査時にはあった道路が破壊されていて通れず,急な段差を河川敷へ降りて,記念撮影セグロセキレイの澄んだ声を聞きながら昼食と参加メンバー集合の記念撮影。 ここでも大きな採集成果は望めない状態だった。14時30分過ぎに次回の予定などを話し合って解散。往路同様に,災害を受けた箇所を迂回しながら帰途につく。 風は初冬を思わせる冷たさが感じられたが,青空に恵まれた一日であった。ただ,宮川沿いに残る台風の爪あとは深く,クモたちの生活環境もいつ回復されるのであろうかと案じられた。
[武藤 記]


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